天国のちょっと手前に　虹の橋と呼ばれる場所があります。

この世界で誰かと寄り添い　暮らしていた動物は　死を迎えると、虹の橋に行くのです。

そこには草原や丘が　ひろがっていて

動物たちは　一緒に走ったり　遊んだりできるのです。

おなかいっぱいのご飯と　水　お日様の光があり

みんな　のんびりと過ごします。

病気にかかっていたこも　年老いたこも　皆　元気を取り戻し

傷の痛みに苦しんでいたこも　健康な体を取り戻し

昔のように　夢のように　そこで過ごしているのです。

動物たちは　幸せに暮らしているのですが

ひとつだけ　心を満たしていないことがあります。

それは、かつて共に過ごし　愛し合い　寄り添っていた人が

ここにいないことが　恋しくて　寂しいのです。